年が明けたら21世紀になりました。あの「2001年宇宙の旅」と同じ年です。新聞にもこの映画にちなんだ記事が見られました。コンピュータのHAL9000に支配された宇宙船ディスカバリー号の様に既にソフトに侵略されたSSTVの世界はどのように進化していくのでしょうか ・・・・。
なにはともあれSSTVの楽しみ方は多種多様になっています。自分のライフスタイルに合ったパターンで楽しみましょう。
昨年のAO-40の打ち上げで期待されたサテライトQSOは、残念ながら衛星の軌道修正時のトラブルによりAO-40が不調になり、あまり期待は出来ない模様です。そのかわり一昨年のMIRに替わり今年は国際宇宙ステーション(ISS)からのSSTV画像が期待出来ます。注目しましょう。
1.USBデジカメでリアルタイム画像
バンダイのデジカメを使ってSSTV画像のリアルタイム取り込み。
2.ChromaPIX Ver1.5 リリース
ひさしぶりに新バージョンの登場です。
3.タスコ電機、自己破産
20世紀最後の情報が・・・・・・。残念!!
4.来月のSSTVロールコールについて
従来、カメラからのリアルタイム画像の取り込みにはビデオキャプチャーボードが使用されました。今回はインターネットのライブカメラ機能を持ったデジカメを利用してカメラ画像のリアルタイム取り込みをテストしてみました。本来ならばPCカメラがあればすぐにでも実現出来る方法ですが、今回のテストはデジカメの新しい機能としてのPCカメラがどの程度の物であるかをチェックしてみました。
(1) デジカメ(PCカメラ)
使用したデジカメは昨年12月に発売になったバンダイ製の廉価版です。同社から以前に10万画素のものが発売されてましたが今回のものは38万画素にグレードアップされたものです。300万画素のデジカメが市販されているので何となく10万画素ではと思っていたところ今回の38万画素仕様になり、さらにUSB接続が可能でデジカメ単体でもCFカードスロット採用などとグレードアップされたのでテストを思い立ったわけです。当初の予定通りだと、従来の様にデジカメで撮影した画像と実際のSSTVの運用時のカメラの二刀流で使用出来るので期待したわけです。
このカメラはビューファインダーはありますが、LCDモニターはありません。撮影時に間髪を入れず撮影データを確認することは出来ません。また撮影者自身を撮影する場合は前面にあるミラーを使えば簡単に撮影出来ます。(本体上部の左側がミラー、右側がファインダー)
(2) パソコンとの接続
インターフェースとして定着してきたUSBで接続出来ます。付属のケーブルでパソコンとカメラに接続して完了。後で気が付いたが、パソコンと
USB接続している時は、USBケーブルを通してカメラの電源が供給されているのでカメラの電池の消耗はあまり気にしなくても大丈夫です。ノートパソコンだけの公開移動運用などでも大丈夫です。(但し、カメラの起動そのものに電池が必要です。)
(3) PCカメラ用ソフトの起動
PCカメラ用のソフトはいろいろありますが今回はSSTVのリアルタイム画像取り込みに使うのでシリコンピクセル社のChromaCAP(クロマキャップ)を使用しました。このソフトは同社のホームページにアップされているChromaPIXに同梱されています。ChromaPIXを使っている方は動画像から直接キャプチャーされた画像をワンタッチで取り込むことが出来ます。それ以外のソフトは一旦クリップボードに取り込んだ画像を利用することによりほとんどのSSTVソフトで使用可能です。
ChromaCAPを起動するとライブ画像が表示されます。
ChromaCAPの設定
ControlのFormatでストリームの設定が出来ます。
解像度は 320x240と160x120が出来ます。320x240にします。
ビクセル深度はRGB24に固定されています。
ライブ画像が瞬時に取り込まれれば動作OKです。後はそのまま送信するなりいつものように画像を加工して送信するなりいろいろ楽しんで下さい。
(4) テスト結果
ライブ画像の取り込みは以外と簡単でした。特にUSBでの取り込みなのでノートパソコンでもカメラの接続は問題ないでしょう。
今回のテストで気になった点。
・本来、玩具(??)としての商品なので多くは望めないでしょうが、予想外に38万画素の画像は荒かった。この点がクリアしていれば絶対おすすめなんですが、残念でした。
(S社の35万画素の旧型デジカメと画質を比較したが論外でした。)
SSTV本来のライブ画像の取り込みを久しぶりに体験出来た。やはりリアルタイムの画像はなかなか良い物です。各社から同様な仕様の廉価版デジカメが多数市販されています。PCカメラ対応になっているものはそのまま使用が可能です。ちょっと遊んでみては如何でしょう。
記
C@Mail-F38(シーアットメール)参考価格 9980円
撮影 704*544ピクセル(38万素)Fine約6枚、Normal約10枚
325*288ピクセル(10万素)Economy約12枚
この他、約10秒間のQuickTimeムービーの撮影も可能
追加メモリー CFカード16MBなどが使用可能
パソコン接続 USB接続 (ケーブルは付属)
電池 単四 3本
c@mail-F38のホームページ http://www.bandai.co.jp/cmail/
シリコンピクセル社のホームページ http://www.siliconpixels.com/
参考デジカメ、PCカメラ
ジーテックス DSC350 http://www.gtecs.co.jp/dsc/
クリエイティブメディア Video Blaster WebCamPlus (\6880)
http://japan.creative.com/products/webcam/webcam-plus/features.html
トップへ戻る
シリコンピクセル社のクロマピックスが久しぶりにアップデートされ、Ver1.5になりました。 プログラムサイズが約11.7MBと大容量です。1月4日現在では分割ファイルでの公開はありません。低速回線でのダウンロードには時間がずいぶん必要です。注意して下さい。
(参考までに44KBPS回線で約43分かかりました。だんだんソフト容量が肥大化してます。CATVやADSLなどの高速回線が欲しいですね。)
なおダウンロードしたソフトは未登録のままでは起動して約30分間のみ使用可能です。30分の試用後は自動的にソフトが停止します。
アップデートの概要
・FXテキスト
ペイントタグの中の[Tools]に[FX Text](Fancy Text)が追加されました。文字フォント選択、文字列の表示角度、文字色のグラデーションやクローム、 銅、ゴールド風色付けなどの加工が出来ます。日本語フォントもOKです。
・インターネットバックチャンネル(INetBC)
インターネットを使って絵やチャット文字の共有をするものです。インターネットのアクセスでは相手の現在のIPアドレスなどが必要です。
この他のアップデートの内容は同社ホームページをご覧下さい。
http://www.siliconpixels.com/cpix/cpnew.htm
ダウンロードのページ
http://www.siliconpixels.com/cpix/cpdld.htm
トップへ戻る
SSTVスキャンコンバータのTSCシリーズでおなじみのタスコ電機が12月15日に自己破産し、会社を閉鎖した。スキャンコンバータや各種のDSP商品でSSTVハードのリーダーとしての牽引役であった同社が突然の消滅とはただただビックリでした。
20世紀最後のSSTV関連情報が残念な情報となってしまった。これで完全にSSTVの世界はハードが消滅し、ソフト主体になってしまった。これからのSSTVerはどう進んでいくのか?
関連記事 http://nvw.nikkeibp.co.jp/nvw/bankrupt/20001222.html
来月のロールコールは通常通り第一日曜日に開催します。参加各局はマイクの順番が回ってきましたら宜しくお願いします。
開催周波数はいつも通りで、14MHz帯と7MHz帯で同時開催します。多数の参加をお待ちしています。
次回のロールコールは 2001年2月4日 10:00JSTから
予定M/C 7MHz帯(7033KHz) JH1PBB、JA3KYE
14MHz帯(14.280または14.283MHz) JA7ND 、JE6KBH
---------SSTV info-box 107 (Jan. 2001) ------------------
編集者 中村正仁(JA6OAC)
情報は ja6oac@ham-net.net , ja6oac@jarl.com まで